コート・ダジュール、ラプソディ【4】 ~ミラノに酔う~ |
ミラノの陽気な午後。 ラテンの国らしく?! 午前10時のビールに、昼のビールを やりつつ、街を散策することにした。 ナヴィリオ運河の橋のうえで、 ガイドブックをひろげる女性。 女性というより少女、18~9歳だろうか。 観光客、失礼ながらファッショナブルでもないから、南イタリアから遊びに来た女学生とみた! なんだか ずいぶんと あけっぴろげな雰囲気 そして、 生活感の ある街並み 新旧交代の波? チンクとミニ 愛らしい 風景だ。 酔いどれながら歩き、ドゥオーモ前の広場へと戻る。 陽射しは鋭角に照りつけ、時計を見やると15時を廻っていた… 本人登場→(笑) おバカですね~ self-photoで… 広場のオープンテラスでおやつのビールを飲む図。 …この安っぽいサングラスが、 数日後、恐るべき悲劇を産むことを、 この時は知る由もないのであった。 しばし休息ののち、ミラノ中央駅へとむかう 明日朝発の 国際列車の チケットを 買うためだ この記事連載の【1】で書いたとおり、今回は鉄道旅。 『世界の車窓から』よろしく、 「次回の旅は、イタリア北部の工業都市・ミラノから、地中海の街・ジェノバを抜け、国境の町・サンレモをめざします」by富士通 ってな具合の展開(笑) そんなマヌケなTVナレーションを独りごちながら、チケットの購入のために列に並ぼうとしていると… おおおお!! 美女センサーがまたしても反応してしまった!! 敏感すぎる、このアホセンサーめ?! 自動ドアにさえ過剰反応する、 高感度のレーダー探知機のようじゃないか! う~ん、素晴らしい! ファッションセンスもイイ。 写真撮ってイイかと聞くと そっけなかったけど (ソレがまたいいよね~笑) クールビューティですね。 色のコーディネイト抜群。 異素材も巧みに合わせてます。 ナイロン、コットン、レザーに グラサン。 バッグもモノを入れすぎですが、 質感はちょうどイイあんばい。 (ピーコ・チェックかよ… な、何様?) イタリア語が話せたなら、 200%カフェに誘ってます。 この街並み! 歴史が 染み込み 陽の香りが する。 そりゃあ、 ファッションセンスも磨かれます。 機能美より装飾美、 時間の経過による自然美… か? ****************** 夕刻のベッドにたどり着き、一眠りする。 ワタシの旅はいつもそうだが、スケジュールを詰め込み過ぎる。 ツアーではないから気分次第の日程となって、 結果的に、昼寝(夕寝)に興じてしまうことになりがちだ。 ツアーと個人旅行の比較だけではないが、 「選べる幸せ」と「選ばせられる幸せ」を、 一眠りうつつで考える。 旅も、そのほかの全てのものもそうだが、 「選べる幸せ」をとってゆきたいと、僕は常々思う。 それを選ぶことによるリスク。自由を行使できるゆえのリスク… …うーん。なんだか眠くなってきた。。 リスクリスクと考えていたら、クスリを飲んだように寝入ってしまった… ***************** 2時間程して目が覚め、 ピッツェリアへ。 裏路地を散策して 適当な店に入る。 激安400円くらいの マルゲリータとビールを頼む。 うーん。。さすが本場。うまい! ノリのいい厨房の男。 女性の写真ばかりをアップすると、女性から差別だと言われるので? 男性も。 う~ん、やっぱイケメン! サービス精神もあるし。 ピザも焼ける! さきほどの美人女性を、 『イタリア語が話せたなら、200%カフェに誘ってます(笑)』 な~んてあほうなことを書いたけど、 う~ん、う~~ん。。強豪な競合イタリア、ですな。勝ち目ナシ! ********* ホテルに戻り、デスクの電気を灯ける。 暗い部屋。通りをバイクがけたたましく走っている。 大都市ミラノ。夜は深く、そして街は明るい。 腕時計に目をやると、24時。 酔った頭で、東京の時間を計算すると、朝8時? …いや、サマータイムだから7時、か。 今日は月曜のはずだ。 朝が始まる、1週間が始まる。 …時間に追われるようにして、旅している気がする。 そして、まもなく、眠りに落ちそうだ… 日常と非日常、静寂と喧騒が交錯してくる・・・… 【つづく】 |
by Taragona
| 2007-07-11 23:42
| ⇒ 伊・仏・モナコ旅行
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