エンジン・ドライビングレッスン【後編】 |
ウデには覚えがある。 お~!! 言ってしまいましたね。(笑) というカンジだが、 それはワタクシお得意の”根拠のない自信”で、 まあ言ってみれば、カンチガイである。 『公道でスムーズに走れるし、(いざとなったら)フルブレーキングも踏めます、アクセルも躊躇なく踏めるし、多少の横滑りは許容できます』という、主観的な(=思い込み)レベルの話。 しかし、この講座。 しっかりタイム計測がある。 客観的なデータが出てきてしまうわけだ(笑) 午前中のジムカーナレッスンでもまずまず走れたので、結構侮っていた。 「結構、イイタイム出ちゃうんじゃないの~~」 …ワタシは自分に甘い男で ある(笑) しかし、そのカンチガイはあっさり打ち砕かれる。 速い人は速いし、ワタシはさっぱりライン取りがわからない。 高速コーナーで、2速に入らないんですけど…、と講師に泣きつく始末(笑) …そりゃ、入らんよ。100キロをだいぶ超えているんだから! 3速で抜けていくんですね… サーキットは3回目。 前回は3年前に菅生を走っている ▼その時の愛車BMクン → 前回の記事のとおり、 ブレーキが良く効いて、 ハンドリングも安定していて、 パワーがない分、破綻もない。 思いっきり踏めるイイ車だった。 今回は相棒が替わり、 しかもパワーが増えた。 そして、より実践的な サーキットトライである。 さて、舞台は3年後の筑波、である。 練習走行を行い、速さによって3グループを”再編”されることになった。 ゲゲーッ!! 最速グループから降格か… なんだかイヤだなあ。。 と思われたが、期せずして、最速グループ10台に残留した。 どう考えてもGT-Rやロータスの上のグループとは思えないが、 『最速にて走れ!』と命じられれば、走るのである。(笑) このグループは、 911GT3(だよな?)、カレラS、993RS、ロータス、改造シビックと86(スゴイ!ウデがイイ!!)、編集部のロードスター、フォーカス、インプレッサS204という布陣。 みんなエアチェックしているし、レーシングスーツを着ている人もいる。 おもわず 聞いてしまったぜ… 「ちょくちょく空気圧を測っているのはなぜなんですか?」、って。(爆) やる人はやるんだなー ダイジョウブだろか。 勢い勇んで、コースに出てみると、やはり皆、速い! 911カレラS、シビックと86が速い。全40周(4回に分けて)で抜かれる回数が多かったのはこの3台。 次いで、ロードスター、GT3、インプレッサ、ロータスというカンジ。 抜かれはするものの、993、フォーカスはコースを塞げば抜かれなさそう。 な~んて言っているが、ズバリ、ワタシはドンベ。(ビリってことだよ!!) まるで、コース上の障害物、オフィシャルカー、招かざる客…(泣) 10周して、抜かれない車も何台かあるが、抜くことはなかったので、遅いということだ。う~む。。ボクスター君、不甲斐ないワタシを許してほしい。。(笑) 次回への課題。 ・コース幅をしっかり使う(=ライン取り、速度)。 ・PASMをオンにしてみる。(使いませんでした) コース幅を使うというのは重要で、今回はまったく把握しきれず、 コース幅の半分から3分の2くらいしか使えなかった。 幅を把握できてないから、高速コーナーでコースアウトしかけた。 PASM、これは電子制御のサスペンションのことである。 これをオンにすると、サスペンションが固くなりスポーツモードになるのだが、 今回はひさびさのサーキット。使いこなせる自信がないし、挙動がわかりやすいほうが良かったので、柔らかいままで走った。 踏ん張らないなー ズルズルするなー と思ったが、 タイヤもテロテロに なってきた。 巧い人のタイヤってどうなっているのか見当もつかないが、ワタシのタイヤはだいぶ削れてしまったようだ。右廻りのコースなので、ミミズ腫れも偏っている。 ウデのあるなしは差し置いて、18インチにしてもいいのかもな、と感じた。 そんなこんなでサーキット。たっぷり走った40周超。 最後に、トム吉田氏が言っていた。 『市販されている車の限界性能を、公道で試すのは合法的にはムリ』(笑) たしかに! 絶対ムリである。ワタシのボクスター君でも、2速で引っ張れば100キロを余裕で超える。 …もちろん、公道で101キロ以上で走ったことはないわけであるが。。(爆) このツマラナイ、暗黙の了解… なんとかならないものか。。 規制速度を上げる世論はある。 実際に、宇都宮の環状線で、一般道80km/hに引き上げられた経緯もある。 反面で、高齢ドライバーの増加、一般的なドライバーの使用環境を考えると、死亡事故を増やさないためには、現状のままが現実的だ。 しかし、国産車の性能を考えると大きなジレンマがある。 …メーターの限界以上の性能を備えているのである… 軽自動車の140キロ目盛り、普通乗用車の180キロ(190キロ)目盛り。 コンパクトクラスの標準仕様車で走っても、下りの”サーキット”などでは ほぼリミッターに達するのである。 う~む。。 前述の記事に書いたとおり、 『国産車そしてユーザーはハード偏重』、なのだ。 たしかに、この意味合いは、運動性能・運転技術が伴っていない、という意味合いで使われているのではあるが、他方では、それを生かす道路環境にない(法整備)という問題もあるようにおもう。 なんだか、カタイ話になったが、 ズバリ、サーキットはおもしろい! これを機に、半年に1回はサーキットを走ろう、と思ったレッスンである。 サーキット燃費は3.9km/L、油温計はピクリともせず。 だからっ!!! そこまで、 性能を活かしきれてないんだってば!!(笑) 【おしまい】 追記; みんなクルマが大好きである↓ 編集長、オシャレなオヤジです(笑) |
by Taragona
| 2006-11-23 23:07
| ⇒愛車①ポルシェボクスター
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