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クルマ、たび、酒、日々思うコトを、体温高めにつづります
by Taragona
ICELANDia
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惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】


大草原の小さな家にひとりでいる間は、最高であった。
惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_2325676.jpg
アイスランドでは、ホテル(=我々がホテルと呼べる大きさのレベル)は大きな町にしかなく、他はゲストハウス(民宿)や寝袋を使って泊まる簡易宿泊所、そしてユースホステル、キャンプ場 になる。

今回泊まったところは、
周囲に見渡す限りなにもない集落にあった農家民宿である。

惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_2311375.jpg
道端にホテルの標識があり、飛び込んでみたのだ。

飛び込んでみると、
母屋を使用した『ホテル』
(というか普通の家)は
満室だとのこと。

そこで、紹介されたのが、
母屋から300mほど離れた
小屋(要寝袋の宿泊ロッジ)
なのであった。

大いに変人なワタシは
この『大草原の小さな家』に嬉しくなってしまう。
「おおー!この静かな農村の1軒家で、僕は一夜を過ごすのか!(感激)」
惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_23153091.jpg
そして、素晴らしくも
ちょっとザンネンなことに(笑)、氷河に近いかの地で、藁に埋もれて寝る… 
ということなどなく、設備は優れていた

寝袋が必要になる以外は、
ベッドにシャワー、トイレ(水洗)、
テレビ、そして、広いLDKに
テラスまで付いている!

3LDKの部屋の、No.2を
ワタシは借りることになったのだ… 
…待てよ?! 「Your room is No.2」って…

惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_2324989.jpgリビングからの眺め。

う~む。。
なにもない

羊が沢山
いて、
その先には
地平線が
みえるだけ

風の音のみ
が聞こえ、
静かな夜に
なるはず
たったが…


そう! No.2ルームということは、「共同宿泊施設」ということにほかならない。
惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_2330136.jpg
おそるおそる部屋を空けると、誰もいない。
貸切である!よしよし、いいぞ。

2時間あまりリビングで風の音を聞きながら
宿泊ノートをじっくりと読む。

日本人は、50代と思しき女性2人が
書き込んでいたほかは、
ドイツやイギリスなどのヨーロッパ系が多く、
中国人も1人泊まったことがあるようだった。


◎設備:玄関前に滝アリ(落差50m) →


夜8時になって夕食をとりに出かける。…が、驚くことなかれ! 
この集落は15戸ほどの極めて小さな集落である。
ゆえに、レストランなどない。

宿の人に聞き、20キロほど離れた小さな集落の、
これまた小さなホテルのレストランまで出向いて食事をとる。
『ホワイトソースのチキンペンネ』、3200円!! 
エエ~ッ。。普通のパスタじゃ~~ん。日本だったら980円だぜ!
しかも、コースじゃないので、ほんとにペンネのみ…(笑)

***********
宿に戻って21時。 あ… あれれ… 
”僕だけの”大草原の小さな家に明りが灯っているではないか?!

 ここで、ワタシは極めて悲しい思いをする。
 この旅で、いちばんインパクトを残したのはこの事実…
 …そう! 「ワタシは英語ができない!」 ということ、である。

家の鍵をあけると、Room No.1 and No.3 に
There is someoneだったわけで。

彼らはリビングにいたので挨拶を交わすと、
ロンドンに住むオーストラリア人の彼とその彼女(中国人)、
およびその友達の中国人カップルのグループであった。

5分ほど立ち話をして、ワタクシ、なんと!! あろうことか、
「眠いし今日は疲れたので、お先に失礼」と言って(一応は…)
部屋に逃げてしまうのであった。

うーん。惨敗。。

※この敗戦の弁はまたの機会に…(笑)



天気は優れない。
一路東に向けて旅立つ。

ちなみに、敗戦の弁の一部を掲げておくと:

 引け目を感じる、というのは悲しいことだが、その伏線がある。
 アイスランドでは、母国語であるアイスランド語の他に、もう2言語(英語+α)を学ぶことが教育プログラムに組み込まれている、と本で読んでいた。事実かどうかは知らないが、この際、ワタシには関係ない。どんな田舎に行ってとしても、英語をみな話せていたのだから。泊まった民家の宿では、注意書きにフランス語やドイツ語が併記されていたわけで… 言葉を充分に理解できない、というのは悲しいことだ。

***************

惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_0454178.jpg
30分ほど走ると
橋を渡った脇に、氷河湖発見!
天気が良ければ 
←こんな感じ






惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_04751100.jpg
霧でよく見えないけれど、
青い氷河がぽっかりと
浮かんでいる。

9月とはいえ、
息が白く見えるほどの低温。
しかも、雨が降っている。





惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_048041.jpg
アザラシ!
発見!!


こちらを
見ている…


だいたい
体長1m位
だったので
氷は
かなり大!





惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_10270.jpg
この氷河湖:
ヨークトサゥルロゥン湖は
河口まで数百mにあって
海岸線はすぐそこ。


流れ出した氷河片が
押し戻され、海岸に
打ち寄せられている。


氷河片とはいっても、
極めて大きい。
1mくらいのものが平均


→写真を撮っている
 人がいたので
 わかりやすいかも。







惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_15439.jpg
さらに
海岸線を
歩くと、

3m超の
デカイモノ
ものも
打ち寄せ
られていた

ちょっと
異様な光景





惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_194360.jpg
氷河湖から100キロほど走ると、
漁港のある港町・ホプンへ。

首都レイキャビクから400キロ弱。
アイスランドの東南部に到着する。

町の名前:ホプンとは
アイスランド語で港という意味らしく、
この町にいたるまで港町というのは
目にしなかった。

惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_114168.jpgこの町、漁業が盛んで、
ラングスティーン(手長エビ)が有名。

ホテルホプンのレストランに出向くと、
メニュー表にはロブスターと
表記されている。

肉が締まっていてウマイ!
10尾ほど入っていたこのメニュー。
やはりというかなんというか…
極めて高くて、もうウンザリ…
でも美味しかったのです。。
惨敗の夕べと氷河湖/アイスランド旅行記【6】_f0026094_1192363.jpg

ここからさらにアイスランド北部へとむかう。
淋しげな光景が延々とひろがってゆく…     【つづく】
by Taragona | 2006-10-16 01:28 |  ⇒ アイスランド旅行
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