”カキュー的速やか”なる関西・四国旅【後編】 |
ワタシは四国に行ってみたかったのである。 神戸とか京都とか大阪とか。 東日本エリアで生まれ育って、仕事のメインも東日本中心なわけで、 それはそれで興味津々。 (四国在住の方、ごめんなさい↓) でも、でも。 あの遠くにある、カニのような形をした島、四国。 はるかにずっと、気になるわけである。 江戸・明治の頃に、蝦夷へ渡ったひとたちのように、 現代・東日本在住のワタシは四国に行ってみたかったわけだ。 瀬戸大橋を渡って四国。 温泉しかも秘湯大好きなワタシが気になっていた源泉掛流しの秘湯へ。 大歩危・小歩危で有名な吉野川の大峡谷、それをさらに奥に入った『平家の隠れ里』といわれる祖谷地方。 崖に沿った、狭く深いV字谷の途中に、 その秘湯・1軒宿がある。 このホテル、1軒宿のうえに面白いのが その露天風呂。 ホテルのさらに下、断崖絶壁を下った川沿いに設えてあるのだ。 その風呂に入るためには ホテル所有のケーブルカーに乗って、 崖下へと降りてゆかねばならない。 なんだかメンドクサイ。。 …しかし、そのマニアックさがイイではないか。そこまでして風呂に入るの?という。 しかも、このケーブルカーの下は本当に断崖絶壁。 強い山谷風に吹かれたら、かなり揺れるだろう。結構、緊張感がある。 管理人はいるけれど、ドアの開閉なんかは自分でボタン操作をしなければならないからなおさらだ。 崖下の露天風呂。これがまた良い。 泉質は、単純硫化水素泉。 冬時期だとかなりぬるいが、 気泡がたってイイ湯だ。 しかも、ワタシの好きな硫黄系の香り。 源泉掛流しを謳うだけあって、 浴槽から大量にお湯が流れ出して 渓谷へと掛け流されている。 祖谷渓と呼ばれる谷にはかずら橋が架かっている。カズラで造られているだけあって、かなり揺れる。 その昔、小学校の国語教科書に、 「あの橋わたれ」(だったかな?)という 教材があったが、その挿絵がこんなカンジだった。 吊り橋自体はめずらしくはないが、 カズラの橋は初めて見た。 驚いた! 川底丸見え!! 遠くから見ていると、川面から高くないわりに(14mとのこと)、みんな恐る恐る手すりに掴まって渡っているので不思議に思っていたが、渡ってみてよーくわかった。 揺れるし足が落ちるのである(笑) 今回の旅の相棒、ゼロ・クラウン君。 面白みはないが知性溢れる彼。絶対欲しくはないけれど、頼もしい存在。 写真アルバムを整理してみると、ワタシの相棒(人間、しかも女性)よりもクラウン君の写真の枚数が多く、大顰蹙を買った。 ま、そういうもんだよ。。許してくれ。 |
by Taragona
| 2006-04-08 01:23
| ⇒ 関西・四国
|
<< ビールとバイエルンとアウトバー... | ”居”きつけの店。”居”場所、... >> |